戴冠石(読み)たいかんせき(その他表記)Stone of Scone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「戴冠石」の意味・わかりやすい解説

戴冠石
たいかんせき
Stone of Scone

スクーンの石」とも呼ばれ,スコットランド王が戴冠式のときすわった石。現在はイギリス王の戴冠のとき使われる。古く政治上の要地であったパース郊外のスクーンにあった。 1296年イングランド王エドワード1世がスコットランドに遠征した際,石を奪ってウェストミンスターに運び,みずからスコットランド王を称した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android