戴冠石(読み)たいかんせき(その他表記)Stone of Scone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「戴冠石」の意味・わかりやすい解説

戴冠石
たいかんせき
Stone of Scone

スクーンの石」とも呼ばれ,スコットランド王が戴冠式のときすわった石。現在はイギリス王の戴冠のとき使われる。古く政治上の要地であったパース郊外のスクーンにあった。 1296年イングランド王エドワード1世がスコットランドに遠征した際,石を奪ってウェストミンスターに運び,みずからスコットランド王を称した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む