戸倉観音堂(読み)とぐらかんのんどう

日本歴史地名大系 「戸倉観音堂」の解説

戸倉観音堂
とぐらかんのんどう

[現在地名]戸倉町新戸倉

戸倉町新戸倉温泉地区にある無住の観音堂で、現在町内坂井氏の私有。堂は小さいが、県宝木造千手観音立像と木造薬師如来坐像がある。千手観音像は一木造で像高一一七センチ。藤原時代末期の手法が感じられる。この像はもと坂城さかき町日名にあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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