戸出村(読み)とでむら

日本歴史地名大系 「戸出村」の解説

戸出村
とでむら

[現在地名]熊谷市戸出

埼玉郡おし領に所属(風土記稿)荒川の沖積扇状地末端に位置し、北は忍川を境に平戸ひらと村、南は大里郡佐谷田さやだ村。熊谷宿から行田町へ至る行田道が通る。戦国時代は、天正一〇年(一五八二)の成田分限帳にみえる譜代侍戸手弥吉(永楽五貫文)の所領であったとみられる(風土記稿)。田園簿では田方五七七石余・畑方一八石余、旗本西山・能勢・大久保の三家の相給。元禄一二年(一六九八)忍藩領となり、以後変化なく幕末に至る(改革組合取調書など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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