手ぐらまぐら(読み)てぐらまぐら

精選版 日本国語大辞典 「手ぐらまぐら」の意味・読み・例文・類語

てぐら‐まぐら【手まぐら】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 先の見通しもなく、その場しのぎに物事をすること。当座しのぎに事をすること。いいかげんにごまかすこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「月影をかくすや雲の手くらまくら〈正綱〉」(出典:俳諧・鸚鵡集(1658)八)
    2. 「あみだ仏迄質屋へとばし手くらまぐらにととのへ」(出典:浄瑠璃・吉野都女楠(1710頃か)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android