手ぐらまぐら(読み)てぐらまぐら

精選版 日本国語大辞典 「手ぐらまぐら」の意味・読み・例文・類語

てぐら‐まぐら【手まぐら】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 先の見通しもなく、その場しのぎに物事をすること。当座しのぎに事をすること。いいかげんにごまかすこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「月影をかくすや雲の手くらまくら〈正綱〉」(出典:俳諧・鸚鵡集(1658)八)
    2. 「あみだ仏迄質屋へとばし手くらまぐらにととのへ」(出典:浄瑠璃・吉野都女楠(1710頃か)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android