手を濡らさず(読み)テヲヌラサズ

デジタル大辞泉 「手を濡らさず」の意味・読み・例文・類語

らさず

そのことに少しも骨を折らないさま。「手を濡らさず利ざやを稼ぐ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手を濡らさず」の意味・読み・例文・類語

て【手】=を[=も]濡(ぬ)らさず

  1. そのことに少しも骨を折らない。
    1. [初出の実例]「於是秦人拱手とは、手もぬらさいでぞ」(出典:漢書列伝景徐抄(1477‐1515)陳勝項籍第一)
    2. 「さしも手強き新田義興、手もぬらさず討ち取りしは、莫太の勲功と」(出典:浄瑠璃・神霊矢口渡(1770)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android