手安綱(読み)てやすづな

精選版 日本国語大辞典 「手安綱」の意味・読み・例文・類語

てやす‐づな【手安綱】

  1. 〘 名詞 〙 船と船とをもやうため、一方の船より他の船へ投げ渡す細い麻綱。略して手安、また遣手(やりて)ともいう。
    1. [初出の実例]「右弐艘より橋船を乗参り、手やす綱をなけ込」(出典:玉田文書‐諸事之留帳)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android