手捌(読み)てさばき

精選版 日本国語大辞典 「手捌」の意味・読み・例文・類語

て‐さばき【手捌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 手でさばくこと。手で物を扱いこなすこと。また、その手つき。また、ものごとの扱い方。
    1. [初出の実例]「白鳥の批評における犀利な理知の判定や、あのたくみな疑問符と、断定の手さばき」(出典:白鳥と秋声の抗争(1934)〈矢崎弾〉)
    2. 「写真のシャッタアくらゐ器用に手さばき出来るほどの男に見えるのかも知れない」(出典:富嶽百景(1939)〈太宰治〉)
  3. 相撲で、相手攻撃に対処するしかた。〔古今相撲大全(1763)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android