打ち付けがましい(読み)うちつけがましい

精選版 日本国語大辞典 「打ち付けがましい」の意味・読み・例文・類語

うちつけ‐がまし・い【打付がましい】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]うちつけがま〘 形容詞シク活用 〙 ( 「がましい」は接尾語 )
  2. いかにもだしぬけのようである。
    1. [初出の実例]「どふやら打つけがましけれど、わたしゃお前に〈略〉惚(ほ)れました」(出典歌舞伎韓人漢文手管始唐人殺し)(1789)二)
  3. いかにもむきだしである。露骨めいている。
    1. [初出の実例]「それぢゃというて今更に、打つけがましう、どうしてこれが」(出典:歌舞伎・伊勢平氏梅英幣(1820)四立)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 文語形 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android