打ち曇る(読み)うちくもる

精選版 日本国語大辞典 「打ち曇る」の意味・読み・例文・類語

うち‐くも・る【打曇】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「うち」は接頭語 )
  2. 空がさっと雲に覆われる。
    1. [初出の実例]「空うちくもりて風のいとさわがしく吹きて」(出典:枕草子(10C終)一九九)
  3. はればれとしなくなる。
    1. [初出の実例]「うちくもりたる処なくて心いさむ物なれば」(出典:評判記・色道大鏡(1678)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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