打ち曇る(読み)うちくもる

精選版 日本国語大辞典 「打ち曇る」の意味・読み・例文・類語

うち‐くも・る【打曇】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「うち」は接頭語 )
  2. 空がさっと雲に覆われる。
    1. [初出の実例]「空うちくもりて風のいとさわがしく吹きて」(出典:枕草子(10C終)一九九)
  3. はればれとしなくなる。
    1. [初出の実例]「うちくもりたる処なくて心いさむ物なれば」(出典:評判記・色道大鏡(1678)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android