打ち降る(読み)うちふる

精選版 日本国語大辞典 「打ち降る」の意味・読み・例文・類語

うち‐ふ・る【打降】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「うち」は接頭語 ) 雨、雪などが降る。
    1. [初出の実例]「夏まけてさきたるはねずひさかたの雨打零(うちふら)ば移ろひなむか」(出典万葉集(8C後)八・一四八五)
    2. 「雪うちふり、空のけしきも物あはれに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android