打ち食ふ(読み)ウチクウ

デジタル大辞泉 「打ち食ふ」の意味・読み・例文・類語

うち‐く・う〔‐くふ〕【打ち食ふ】

[動ハ四]さっさと食べる。無雑作に食べる。
精進さうじ物のいとあしきを―・ひ」〈・七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 他動詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「打ち食ふ」の意味・読み・例文・類語

うち‐く・う‥くふ【打食】

  1. 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「うち」は接頭語 ) さっさと食べる。
    1. [初出の実例]「精進(さうじ)物のいとあしきをうちくひ、寝(い)ぬるをも」(出典枕草子(10C終)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android