打付目(読み)うちつけめ

精選版 日本国語大辞典 「打付目」の意味・読み・例文・類語

うちつけ‐め【打付目】

〘名〙
① ちらっと見ること。ちょっと見。
源氏(1001‐14頃)浮舟「これが顔、まづ、かの火影に、見給ひし、それなり。『うちつけめか』と、なほ疑はしきに」
② 表面的な観察
増鏡(1368‐76頃)一七「頼もしくめでたき御まもりかなとおぼゆるも、うちつけめなるべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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