打笑(読み)うちわらう

精選版 日本国語大辞典 「打笑」の意味・読み・例文・類語

うち‐わら・う ‥わらふ【打笑】

〘自ハ四〙 (「うち」は接頭語) あざけり、おかしさ、よろこびなどの気持で、口をあけて笑い声をたてる。ふと笑う。
蜻蛉(974頃)下「すこしうちわらひて、よきほどにうちそよめきていりぬ」
太平記(14C後)二〇「此入道〈略〉、かっはと跂起(はねおき)て、からからと打笑ひ」

うち‐え・む ‥ゑむ【打笑】

〘自マ四〙 (「うち」は接頭語) 笑顔になる。にっこりする。
※宇津保(970‐999頃)楼上上「扇してまねき給へば、うちゑみてふとおはしたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android