打麻懸(読み)うちそかけ

精選版 日本国語大辞典 「打麻懸」の意味・読み・例文・類語

うちそ‐かけ【打麻懸】

  1. うちそ」を糸にするために木のわくにかけて績(う)むの意から、「績む」と同音の「倦(う)む」にかかる。
    1. [初出の実例]「をとめらが績麻(うみを)のたたり打麻懸(うちそかけ)(う)む時なしに恋ひわたるかも」(出典万葉集(8C後)一二・二九九〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android