績麻(読み)ウミオ

デジタル大辞泉 「績麻」の意味・読み・例文・類語

うみ‐お〔‐を〕【麻/×苧】

紡いだ麻糸。細く裂いて糸としてった麻糸。うみそ
娘子をとめらが―かくといふ鹿脊かせの山時し行ければ都となりぬ」〈・一〇五六〉

うみ‐そ【麻】

うみお」に同じ。
「髪は―をわがねたる如くなれど」〈読・雨月蛇性の婬〉

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精選版 日本国語大辞典 「績麻」の意味・読み・例文・類語

うみ‐そ【績麻】

  1. 〘 名詞 〙 細く裂いて長くよりあわせた麻糸。うみお。
    1. [初出の実例]「賤がうみそのよるまでも、世わたるわざこそ物うけれ」(出典:車屋本謡曲・黒塚(1465頃))

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