扱き入れる(読み)こきいれる

精選版 日本国語大辞典 「扱き入れる」の意味・読み・例文・類語

こき‐い・れる【扱入】

  1. 〘 他動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]こきい・る 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙 花や葉などを枝からしごき取り、袖や袂などに入れる。しごき取って入れる。
    1. [初出の実例]「もみぢ葉は袖にこきいれて持て出でなん秋は限りと見ん人のため〈素性〉」(出典:古今和歌集(905‐914)秋下・三〇九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android