承知の幕(読み)ショウチノマク

デジタル大辞泉 「承知の幕」の意味・読み・例文・類語

しょうち‐の‐まく【承知の幕】

江戸時代役者の間で使われた語から》承知していること。
「『あい、そんならざっとやらかしておくれ。垢はよらずといいよ』『おっと―さ』」〈滑・浮世風呂・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「承知の幕」の意味・読み・例文・類語

しょうち【承知】 の 幕(まく)

  1. 承知していること。承知の助。
    1. [初出の実例]「其句嘗てせうちの幕」(出典:洒落本・繁千話(1790))

承知の幕の補助注記

江戸時代、もと役者の間で使われていたことばだったが、やがて普通一般に用いられるようになった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android