承知(読み)ショウチ

デジタル大辞泉の解説

しょう‐ち【承知】

[名](スル)
事情などを知ること。また、知っていること。わかっていること。「無理を承知でお願いする」「君の言うことなど百も承知だ」「事の経緯を承知しておきたい」
依頼・要求などを聞き入れること。承諾。「申し出の件、確かに承知した」
相手の事情などを理解して許すこと。多く下に打消しの語を伴って用いる。「この次からは承知しないぞ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

しょうち【承知】

( 名 ) スル
知っていること。わかっていること。 「いきさつは-しております」
聞き入れること。承諾すること。 「解約の件は-できない」
許すこと。多く否定の形で「許さない」「勘弁しない」の意を表す。 「そんなことをしたら-しないぞ」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

しょう‐ち【承知】

〘名〙
① 目上の人の命令などをうけたまわること。拝承。領命。
※江談抄(1111頃)五「粗依先父之談説、纔置文字之様、所承知也」
※浄瑠璃・神霊矢口渡(1770)一「我れは裏より密に出ん。監物は表てより委細承知(セウチ)仕つる」 〔蜀志‐費詩伝〕
② 相手の願い、要求などを聞き入れること。納得すること。許すこと。同意。承承引
※上井覚兼日記‐天正一三年(1585)九月一九日「殊に案外出来候するなどと候事、如何様之儀候哉。難承知候」
※浄瑠璃・伽羅先代萩(1785)道行「うんと言(いひ)な言な。ヱ承知(セウチ)か承知か」
③ 知ること。わかること。また、わかっていること。存知。
※洒落本・通言総籬(1787)一「神がみさんもどこやらも。とふにせうちであろけれど」
※趣味の遺伝(1906)〈夏目漱石〉三「此問題に関して其起原発達の歴史やら最近の学説やらを一通り承知したいと云ふ希望を起して」

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