投槍(読み)なげやり

精選版 日本国語大辞典 「投槍」の意味・読み・例文・類語

なげ‐やり【投槍】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 槍の一種。敵に投げつけるために用いる短い柄の槍。〔羅葡日辞書(1595)〕
    1. [初出の実例]「敵小船と見るならば、なげ鎗・投ぼこ・投かぎを打ち掛け打ち掛け、乗沈めて打つべし」(出典:浄瑠璃・百合若大臣野守鏡(1711頃)一)
  3. 大名行列で、槍持ち奴が槍を振って、次の奴に投げ渡すこと。また、その槍。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android