六訂版 家庭医学大全科 の解説
抗悪性腫瘍薬による神経障害
こうあくせいしゅようやくによるしんけいしょうがい
Neuropathy due to anti-malignant tumor drug
(脳・神経・筋の病気)
どんな病気か
がん細胞を特異的、選択的に死滅させる薬はなく、多かれ少なかれ正常細胞にも影響を及ぼすため、がん治療は副作用との闘いともいえます。化学療法の多くは神経細胞に対して毒性を示すことが多く、神経症状が起こることがありますが、投与経路、用量、放射線療法との併用の有無などにより、その発生頻度は異なります。
症状の現れ方
メトトレキサートは、大量投与や
栗山 勝
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報