抜け出づ(読み)ヌケイズ

精選版 日本国語大辞典 「抜け出づ」の意味・読み・例文・類語

ぬけ‐い・ず‥いづ【抜出】

  1. 〘 自動詞 ダ下二段活用 〙
  2. ぬけでる(抜出)
    1. [初出の実例]「若し其の孝の心天に被知たらば子の箭自ら抽け出て其の毒早く消え失て去れる」(出典:観智院本三宝絵(984)上)
    2. 「この太刀、おのれとぬけ出て、〈略〉大蛇の尾頭九尋ありけるを、四つにこそはきりたりける」(出典:曾我物語(南北朝頃)八)
  3. ぬけでる(抜出)
    1. [初出の実例]「夜は忍やかにぬけ出て」(出典:太平記(14C後)二)
  4. ぬけでる(抜出)
    1. [初出の実例]「紫の菌(たけ)雪より挺(ヌケイテ)て生いたるを看る」(出典日本書紀(720)皇極三年三月(岩崎本訓))
  5. ぬけでる(抜出)
    1. [初出の実例]「何ごとにもすぐれ、ただ今世にたぐひなくぬけいでたる人なれば」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む