抜取(読み)ぬきとり

精選版 日本国語大辞典 「抜取」の意味・読み・例文・類語

ぬき‐とり【抜取】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物を抜き取ること。
  3. 輸送中の荷物から中身を盗み取ったり、人の懐中から財布などをすり取ったりすること。〔現代術語辞典(1931)〕
  4. ぬきで(抜出)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

世界大百科事典(旧版)内の抜取の言及

【分散】より

…その際作成される財産目録を〈分散割帳〉といい,債務者本人のほか町村役人,親類などが加印する。質権者や奉公人の給金などは,〈抜取〉と称し一般債権者に優先して全額の弁済を受けることができた。分散に加入しなかった債権者は,債務者から〈出世証文(仕合(しあわせ)証文)〉を取り置いて,他日債務者の資力が回復するのを待って請求すること(〈跡懸り〉)ができる。…

※「抜取」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android