抜差ならぬ(読み)ぬきさしならぬ

精選版 日本国語大辞典 「抜差ならぬ」の意味・読み・例文・類語

ぬきさし【抜差】 ならぬ

  1. 処置のしようがない。どうにもならない。のっぴきならない。
    1. [初出の実例]「抜きさしのならぬをもって僉儀也」(出典:雑俳・銭ごま(1706))
    2. 「いかほどにあらがはれても、抜差しならぬ証拠ありと」(出典:浄瑠璃・妹背山婦女庭訓(1771)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android