抜打ち(読み)ヌキウチ

デジタル大辞泉 「抜打ち」の意味・読み・例文・類語

ぬき‐うち【抜(き)打ち】

刀を抜くと同時にりつけること。
予告をしないで、だしぬけに事を行うこと。「抜き打ちにテストをする」「抜き打ち検査」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「抜打ち」の意味・読み・例文・類語

ぬき‐うち【抜打・抜撃】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 刀を抜くと同時に切りつけること。また、突然相手に襲いかかること。
    1. [初出の実例]「鬚切を以て、ぬきうちにしとと打たれければ」(出典:平治物語(1220頃か)中)
  3. 前もって何も知らせないで、急に事を行なうこと。
    1. [初出の実例]「倒れながらも六兵衛は抜き打ちに吉村の足を払ったが」(出典:おお、大砲(1961)〈司馬遼太郎〉)

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