抜連(読み)ぬきつれる

精選版 日本国語大辞典 「抜連」の意味・読み・例文・類語

ぬき‐つ・れる【抜連】

〘他ラ下一〙 ぬきつ・る 〘他ラ下二〙 大勢の者がいっせいに刀を抜く。うち連れて抜刀する。ぬきつらねる。
太平記(14C後)一四「矢一つも射ず、抜連(ヌキツレ)て責(せめ)たりける」
浄瑠璃・吉野都女楠(1710頃か)一「宗徒の兵、ぬきつれぬきつれ 死物狂ひの拝み打ち」

ぬき‐つら・ねる【抜連】

〘他ナ下一〙 ぬきつら・ぬ 〘他ナ下二〙 =ぬきつれる(抜連)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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