精選版 日本国語大辞典 「押通」の意味・読み・例文・類語
おっ‐とお・す ‥とほす【押通】
〘他サ五(四)〙 (「おっ」は接頭語)
① ある状態をある期間内、継続させる。とおす。
※人情本・春色籬の梅(1838‐40頃)一「何でも男といふものは押通(オットホ)して側に居る女をば深く思はなひで」
② 無理にとおす。どこまでもやりぬく。主張などを終わりまで変えないでいく。
おし‐とお・す ‥とほす【押通】
〘他サ五(四)〙
① むりにとおす。貫きとおす。また、歩き通す。〔文明本節用集(室町中)〕
② どこまでもやり抜く。主張などを終わりまで変えない。
おし‐とお・る ‥とほる【押通】
〘自ラ五(四)〙
① (「おし」は接頭語) (鼻筋などが)まっすぐにきわだっている。
② むりやりに通る。
※浄瑠璃・こ大ぶ(1641)六「こ大ふななめに喜び、いそぎろうやへ、をしとをらんと思ひしか」
おっ‐とおし ‥とほし【押通】
〘名〙 おしとおすこと。休まないで続けること。
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