抽繹・紬繹（読み）ちゅうえき

精選版 日本国語大辞典

ちゅう‐えき チウ‥【抽繹・紬繹】

〘名〙

① 引き出すこと。ぬき出すこと。

※菅家文草（900頃）六・賦新煙催柳色「因_レ風次第任_二抽繹_一、過_レ雨参差且展張」

② 糸口をさがして、物事を明らかにすること。端緒を引き出して、そこから演繹すること。

※童子問（1707）上「孟子之書、以_二仁義_一為_二其首脳_一、七篇之中、無_乙一字不_下自_二此二字_一紬繹出来_上者_甲」 〔帰有光‐隆慶元年浙江程策之一〕

出典　精選版 日本国語大辞典