端緒(読み)タンショ

デジタル大辞泉 「端緒」の意味・読み・例文・類語


たん‐ちょ【端緒】

たんしょ(端緒)」の慣用読み。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「端緒」の意味・読み・例文・類語

たん‐しょ【端緒】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しょ」は「緒」の漢音 ) 物事のてがかり。いとぐち。たんちょ。
    1. [初出の実例]「初めて和蘭の医法を学び、略(ほぼ)其端緒 かたはし を窺ふに」(出典:遠西観象図説(1823)上)
    2. 「旨く端緒が開けたから、此機を外さず」(出典:めぐりあひ(1888‐89)〈二葉亭四迷訳〉二)
    3. [その他の文献]〔淮南子‐兵力訓〕

たん‐ちょ【端緒】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ちょ」は「緒」の慣用音 ) =たんしょ(端緒)
    1. [初出の実例]「百事端緒(タンチョ)に就が如しと雖ども治教未だ上下に洽浹(こふきゃう)せず」(出典:新聞雑誌‐四号・明治四年(1871)六月)

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普及版 字通 「端緒」の読み・字形・画数・意味

【端緒】たんしよ

はじめ。いとぐち。〔後漢書、百官志五〕發するり、名立たざるときは、則ち推察行し、姦(かんき)を案察し、以て端す。

字通「端」の項目を見る

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