デジタル大辞泉 「糸口」の意味・読み・例文・類語 いと‐ぐち【糸口/▽緒】 1 巻いてある糸の端。糸の先。2 きっかけ。手がかり。「話の―」「解決の―」3 墨壺すみつぼの、墨糸を引き出す部分。[類語]端緒・緒・端・はじめ・始まり・起こり・元もと・発端ほったん・濫觴らんしょう・嚆矢こうし・権輿けんよ・起源・根源・源・源流・本元・物種・温床・源泉・とば口・取っ掛かり・手掛かり・足掛かり・道を付ける 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「糸口」の意味・読み・例文・類語 いと‐ぐち【糸口・緒】 〘 名詞 〙① 束ねてある糸の端。〔和玉篇(15C後)〕② 物事が始まったり解決したりする、そのきっかけや手がかり。端緒。[初出の実例]「春風や麦の中行(ゆく)水の音〈木導〉 かげろふいさむ花の糸口〈芭蕉〉」(出典:俳諧・笈日記(1695)中)「新らしい生涯に入る端緒(イトクチ)」(出典:こゝろ(1914)〈夏目漱石〉五二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例