精選版 日本国語大辞典 「持ち添える」の意味・読み・例文・類語
もち‐そ・える‥そへる【持添】
- 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙
[ 文語形 ]もちそ・ふ 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 - ① 物を持っている手に、さらに別の物を加え持つ。
- [初出の実例]「此家にねのよき糸をもちそへて猶町一の分限にぞなる」(出典:狂歌・狂歌之詠草(1654))
- ② 倒れたり落ちたりしないように助け持つ。
- [初出の実例]「おなじくせなかと、かた手をもちそへて おあぶなふございます」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二)