持留村
もちどめむら
[現在地名]大崎町持留
大崎郷岡別府村の北西にあり、東は志布志郷野神村(現有明町)、西は大隅国肝属郡串良郷細山田村(現串良町)。大橋川(持留川)が北西部から南東へ流れる。寛文四年(一六六四)の郡村高辻帳に村名がみえ、高四三八石余、元禄国絵図にはほかに持留村之内として中山村を記す。「三州御治世要覧」では延享(一七四四―四八)頃の高五六一石余。横内に郷士が居住していた(大崎名勝志)。また元禄国絵図には当村内中山村より大隅国平房村之内大迫村(現輝北町)まで二里六町二三間、同国岡崎村之内池之原村(現串良町)まで一里一八町と記される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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