指向性パルス(読み)しこうせいパルス

最新 地学事典 「指向性パルス」の解説

しこうせいパルス
指向性パルス

forward directivity pulse

震源断層の近傍において,断層破壊が進行する側に現れる大振幅のパルス状の強震動。一般に断層面に直交する方向に卓越する。1995年兵庫県南部地震では神戸市の震災の帯において観測され,その破壊力からキラーパルスと呼ばれた。断層面上の強震動生成域で発生する複数のパルス状の要素地震波が,断層破壊が進行する側でほぼ同時刻に同位相で重なることで発生する。逆に断層破壊が離れる側では時間がずれてランダムに重なるため,指向性パルスは発生しない。

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参照項目:震災の帯

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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