最新 地学事典 「振動法」の解説
しんどうほう
振動法
oscillation method
単結晶に単色平行X線を当て,入射X線に垂直な軸のまわりに振動回転をさせながら,まわりに円筒形フィルムを置き,回折斑点を写真に記録する方法。結晶面と入射X線との角がブラッグの条件を満足するときに強い回折線を生ずる。結晶の回転軸方向の周期をcとすればc sinϕ=nλの方向に回折し,次数nによってϕが決まる。ϕの等しい回折線はフィルム上では直線上にあり,次数の異なるこれら層線が平行に並ぶ。この方法では各結晶面からの回折が一枚のフィルムに記録されるので,広く用いられる。結晶を360°回転させる方法を回転法という。
執筆者:河原 昭
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

