捻木村(読み)ねじきむら

日本歴史地名大系 「捻木村」の解説

捻木村
ねじきむら

[現在地名]玉造町捻木

梶無かじなし川右岸にあり、東はわらび村、南は若海わかうみ村。中世若舎人わかとねり郷のうちにあり、康永二年(一三四三)九月一四日の高師冬奉書(護国院文書)に「常陸国行方郡若舎人郷内根地木村事、為不断護摩料所々寄附也、可被致天下安全御祈祷請誠之状、依仰執達如件」とあり、鹿島神宮加護を得るため、師冬は幕命で鹿島護摩堂に当村を寄進している。また貞治五年(一三六六)八月二二日の大神宮役夫工米免状(同文書)、永享一二年(一四四〇)二月一九日の畠山持国奉書(同文書)にも村名が載る。

江戸時代は水戸藩領で寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高に村高二七〇石余とあり、ほかに新田一九石余が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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