掛渡・架渡(読み)かけわたす

精選版 日本国語大辞典 「掛渡・架渡」の意味・読み・例文・類語

かけ‐わた・す【掛渡・架渡】

〘他サ五(四)〙
① ずっと続けていくつもつり下げる。一面に掛けつらねる。かけめぐらかす。
※宇津保(970‐999頃)蔵開上「青色の簾に綺の端さして、かけわたしたり」
② こちらからあちらへ渡しかける。架設する。
※為家千首(1223)雑「かけわたす竹のわれひにもる水のたえだえにだにとふ人ぞなき」
明暗(1916)〈夏目漱石〉七四「其穴の上には、一本杉丸太が掛(カ)け渡(ワタ)してあった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android