掠手(読み)かすで

精選版 日本国語大辞典 「掠手」の意味・読み・例文・類語

かす‐で【掠手】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かすりで(掠手)」の変化した語 ) =かすりきず(掠傷)
    1. [初出の実例]「矢鉄砲雨のふるごとくなる中に有りて運つよければ、かすでをもおはず」(出典:仮名草子・可笑記(1642)五)

かすり‐で【掠手】

  1. 〘 名詞 〙かすりきず(掠傷)
    1. [初出の実例]「武蔵守はかすり手斗にして今堅固にて」(出典:浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android