接緒(読み)せっちょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「接緒」の意味・わかりやすい解説

接緒
せっちょ

製糸用語。添緒ともいう。繰糸中,ある繭に落緒を生じたときに新たに別な繭を補充するためその繭に糸口をつけること。繭糸繊度は一様でないので,生糸の繊度を一様にするためには,新たに糸緒を補充したり,繰糸中の繭を取替えたりする必要がある。生糸の糸条斑,節,歩どまりの良悪,生糸の品位は接緒の作業者によって大きく左右される。指頭で行なったり接緒器を用いたりするが,自動繰糸機では繊度感知装置や落繭感知装置がついており自動的に行う。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む