接緒(読み)せっちょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「接緒」の意味・わかりやすい解説

接緒
せっちょ

製糸用語。添緒ともいう。繰糸中,ある繭に落緒を生じたときに新たに別な繭を補充するためその繭に糸口をつけること。繭糸繊度は一様でないので,生糸の繊度を一様にするためには,新たに糸緒を補充したり,繰糸中の繭を取替えたりする必要がある。生糸の糸条斑,節,歩どまりの良悪,生糸の品位は接緒の作業者によって大きく左右される。指頭で行なったり接緒器を用いたりするが,自動繰糸機では繊度感知装置や落繭感知装置がついており自動的に行う。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む