推宛行(読み)おしあてがう

精選版 日本国語大辞典 「推宛行」の意味・読み・例文・類語

おし‐あてが・う ‥あてがふ【推宛行】

〘他ハ四〙
① 他の物に押しつけて、当て添える。
② 適当に判断推量をする。
四河入海(17C前)二「方叔に贈たことはなけれども邵虎に賜程にをしあてかうに必可賜ぞ」
※俳諧・古学截断字論(1834)総叙「私に推(オシ)あてがひあみなす書にあらず」
③ 勝手に見はからって与える。

おし‐あてがい ‥あてがひ【推宛行】

〘名〙
① 勝手に推量や判断をすること。あてずっぽう。
※拾玉得花(1428)「ただ、おしあてがいに事をなさんとせんをば」
② 勝手に見はからって与えること。
※俳諧・七柏集(1781)未来記の頃「押あてがひに雑魚置て行」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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