デジタル大辞泉 「掻い捲る」の意味・読み・例文・類語 かい‐まく・る【×掻い×捲る】 [動ラ四]《「かきまくる」の音変化》まくり上げる。まくる。「うへのきぬも、狩衣かりぎぬ、袖―・りて」〈枕・六三〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「掻い捲る」の意味・読み・例文・類語 かい‐まく・る【掻捲】 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「かい」は接頭語 )① まくる。まくりあげる。かきまくる。[初出の実例]「うへのきぬも、狩衣、袖かいまくりて、よろとさし入れ」(出典:枕草子(10C終)六三)② 巻いて束ねる。ひとまとめに束ねる。[初出の実例]「会などに逢ひても、やがて懐帋短冊もかいまくりて置きて、心得られねどもおけば、我哥の位のあがる事も有るまじき也」(出典:正徹物語(1448‐50頃)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例