掻き抱く(読み)カキイダク

デジタル大辞泉 「掻き抱く」の意味・読み・例文・類語

かき‐いだ・く【×掻き抱く】

[動カ五(四)]だく。抱きかかえる。かきだく。「わが子をひしと―・く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掻き抱く」の意味・読み・例文・類語

かき‐むだ・く【掻抱】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙かきいだく(掻抱)
    1. [初出の実例]「上野安蘇(あそ)真麻群(まそむら)可伎武太伎(カキムダキ)寝れど飽かぬをあどか吾(あ)がせむ」(出典万葉集(8C後)一四・三四〇四)

かき‐だ・く【掻抱】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 ( 「かき」は接頭語 ) =かきいだく(掻抱)
    1. [初出の実例]「思ひかけたてまつりて、かきだきたてまつり」(出典:古本説話集(1130頃か)六二)

かき‐いだ・く【掻抱】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 ( 「かき」は接頭語 ) だく。かきだく。かきうだく。かいいだく。かきむだく。
    1. [初出の実例]「かきいだきおろして、いてたてまつり給て」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開中)

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