掻き捌く(読み)カキサバク

デジタル大辞泉 「掻き捌く」の意味・読み・例文・類語

かき‐さば・く【×掻き×捌く】

[動カ五(四)]
切り裂く。かっさばく。
「腹を―・き」〈染崎延房・近世紀聞〉
かきまわして散らかす。
「誰か留守に入って―・いたらしいので」〈風葉青春

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関連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「掻き捌く」の意味・読み・例文・類語

かき‐さば・く【掻捌】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙
  2. 切りさく。かっさばく。
    1. [初出の実例]「その躬(み)も腹を掻剖(カキサバ)き」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉四)
  3. かきまわして散らかす。
    1. [初出の実例]「誰か留守に入って掻捌(カキサバ)いたらしいので」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏)

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