掻き消える(読み)カキキエル

デジタル大辞泉 「掻き消える」の意味・読み・例文・類語

かき‐き・える【×掻き消える】

[動ア下一][文]かきき・ゆ[ヤ下二]急に見えなくなる。「その姿は夜の闇に―・えた」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掻き消える」の意味・読み・例文・類語

かき‐き・える【掻消】

  1. 〘 自動詞 ア行下一(ヤ下一) 〙
    [ 文語形 ]かきき・ゆ 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙 ( 「かき」は接頭語 ) あとかたもなく消える。
    1. [初出の実例]「凡てのつまらぬ対人感情がそのかがやきの前にかき消えて了ふのだった」(出典:竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉後)

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