精選版 日本国語大辞典 「掻っ食らわす」の意味・読み・例文・類語
かっ‐くらわ・す‥くらはす【掻食】
- 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 ( 「かっ」は接頭語 ) 思いきり行動する。存分にする。現在では特に、殴る意を強めていう。
- [初出の実例]「『あの通りだから話したら、何それかそれ、種にもならう』〈略〉『さうださうだ、マア、かっくらはして見るがよい』」(出典:歌舞伎・貞操花鳥羽恋塚(1809)四立)
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...