掻弄(読み)かいまさぐる

精選版 日本国語大辞典 「掻弄」の意味・読み・例文・類語

かい‐まさぐ・る【掻弄】

〘他ラ四〙 (「かい」は接頭語) 手でもてあそぶ。手でおもちゃにする。
※枕(10C終)三三「扇ひろうひろげて、口にあててわらひ、よくさうぞくしたる数珠(ずず)かいまさぐり、手まさぐりにして」

かき‐まさぐ・る【掻弄】

〘他ラ四〙 琴、三味線などを慰みに弾く。
源氏(1001‐14頃)明石「箏の琴のひき鳴らされたるも、けはひしどけなく、うちとけながら、かきまさぐりける程みえて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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