掻籠(読み)かきこむ

精選版 日本国語大辞典 「掻籠」の意味・読み・例文・類語

かき‐こ・む【掻籠】

〘他マ下二〙 (「かき」は接頭語) 籠める。包みこむ。
今昔(1120頃か)二六「山の中に大きなる宝倉有、瑞籬(みづがき)事々しく、広く垣籠(かきこめ)たり」

かき‐こも・る【掻籠】

〘自ラ四〙 (「かき」は接頭語) こもる。ひきこもる。閉じこもる。
源氏(1001‐14頃)若菜上「今はとて、かきこもり、さる遙けき山の雲霞にまじり給ひにし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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