瑞籬(読み)ずいり

精選版 日本国語大辞典 「瑞籬」の意味・読み・例文・類語

ずい‐り【瑞籬】

  1. 〘 名詞 〙 神社皇居など、神聖な場所周囲にめぐらした垣。玉垣斎垣(いがき)神垣みずがき。
    1. [初出の実例]「瑞籬嵐底祈神去、旧土花前与雁帰」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)七・初出西府宿香椎宮之浜殿〈藤原周光〉)
    2. 「孤嶋の幽祠に詣で、瑞籬(ズイリ)の下に明恩を仰ぎ」(出典:高野本平家(13C前)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android