掻絶(読み)かきたゆ

精選版 日本国語大辞典 「掻絶」の意味・読み・例文・類語

かき‐た・ゆ【掻絶】

〘自ヤ下二〙 (「かき」は接頭語) ある物事がぱったり行なわれなくなる。また、物の姿などが見えなくなる。特に連絡通信などが全く途絶える。音沙汰がなくなる。
蜻蛉(974頃)下「又かきたえて十よ日になりぬ」
※新古今(1205)冬・六七四「ふる雪にたくもの煙かき絶てさびしくもあるかしほがまの浦〈藤原兼実〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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