提宇子(読み)だいうす

精選版 日本国語大辞典 「提宇子」の意味・読み・例文・類語

だいうす【提宇子】

  1. ( デウスの漢字表記「提宇子」を音読したもの )
  2. [ 1 ]デウス
    1. [初出の実例]「然して高槻の城主高山右近だいうす門徒に候」(出典:信長公記(1598)一一)
  3. [ 2 ] 〘 名詞 〙 カトリック教徒。
    1. [初出の実例]「閏正月九日丙子 昨日八日 ダイウス、キリシタン国より罷上」(出典:兼見卿記(1570‐92))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の提宇子の言及

【破提宇子】より

…キリシタンの神,提宇子(デウスDeusの当て字)を論破するの意で,棄教した元イエズス会イルマン,ハビアン(不干斎)が,将軍徳川秀忠へ献上するために著したもの。〈はでうす〉とも。…

※「提宇子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android