揚げ土(読み)あげつち

精選版 日本国語大辞典 「揚げ土」の意味・読み・例文・類語

あげ‐つち【揚土・上土】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 塀、門など高い所に積んだ土。
    1. [初出の実例]「山の如くなる揚土(アゲツチ)、壁と共に崩れて」(出典太平記(14C後)九)
  3. 川や堀などをさらったり、土地を切り開いたりしたときに出る土。
    1. [初出の実例]「上げ土にいつの種とて麦一穂〈玄察〉」(出典:俳諧・曠野(1689)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む