摩睺羅伽(読み)マゴラカ

デジタル大辞泉 「摩睺羅伽」の意味・読み・例文・類語

まごらか【摩睺羅伽】

《〈梵〉Mahoraga音写》人身蛇首の神。仏教では八部衆の一。摩睺羅王まごらおう。まごらが。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「摩睺羅伽」の意味・読み・例文・類語

まごらか【摩睺羅伽】

  1. ( [梵語] Mahoraga の音訳 ) 仏語。仏法護持の八部衆の一つ。人身蛇首の神。摩睺羅王。〔大日経‐一〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の摩睺羅伽の言及

【ナーガ】より

…ナーガは仏典においてもよく言及され,天竜八部衆の一つである。同じく八部衆に属する摩睺羅伽(マホーラガ)は大蛇のことであるが,ニシキヘビなどの大蛇を指すようである。ミャンマー国境に近いナガランドには,ナガ族という種族が住んでいて,ナーガの末裔と称し,独自の習俗を保存している。…

【八部衆】より

…これが半人半獣(鳥)の神と表されるのは,キンナラが〈人か否か〉を意味するからである。(8)摩睺羅伽(まごらが)(マホーラガMahoraga) 〈大蛇〉の意の神で,楽神とされる。またこれとは別に,四天王の配下とされる八部衆がある。…

※「摩睺羅伽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android